当ラボにおけるリラクゼーションの考え方について説明させて頂きます。
リラクゼーションには、疲労の回復やストレスの緩和、疼痛の緩和など様々な効果を得られますが、その方法も店舗や施術者によって様々です。
私はこれまで十数年、理学療法士として患者様、利用者様の治療に携わり、症状によってはリラクゼーションを実施することも多々ありましたが、基本的には指圧のような強い圧をかけて治療をすることには否定的です。
理由としては、
①強い圧をかけられることで、筋肉の中にある細かい細胞を壊してしまう可能性がある。
②細胞が壊れてしまうと、内出血や打撲のような痛みなどの症状が現れる可能性がある。
③痛みがあるため、また強い圧で治療をしてもらう(その時だけは緩和したように感じる)………。
と、痛みを和らげたいのに、治療に行かなければ痛みがとれず、しだいに症状が悪化、身体が硬くなるなどの状態を招いてしまう可能性があるからです。
もちろんそのような症状が残らないように、しっかりケアやフォローをしてくれる方もいるとは思いますが、私は出来ることなら最初から二次的な悪化を招かないように関わりたいと考えております。
身体に硬さが出てくると、軽めのほぐしでは満足できなくなってしまうことがありますが、実際に強い圧をかけておこなっても、軽いほぐしを持続的におこなっても、身体に対する良い効果にほとんど変わりはありません。むしろ、人によっては悪い効果が残る可能性も考えれます。
そのため、当ラボでは基本的には、
①持続的な軽めのほぐし
②気持ちいい程度のストレッチ
を基本として実施させていただきます。あとはコミュニケーションをとりながら、強さの調整をしていければと考えておりますので、あらかじめご了承をお願いします。
※尚、当ラボでも「リラクゼーション」という言葉を使用しておりますが、正式には『リラクセーション』と、濁点がつかないのが正しいそうです。